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ドラマ「すべてがFになる」ネタバレ第4話「封印再度」 [すべてがFになる あらすじ・ネタバレ]

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今回の事件「封印再度」でのトリックは

「すべてがFになる」ネタバレ第3話/第4話 「封印再度」あらすじ

でお伝えした通りです。


今回の登場人物
香山風采(横内正):50年前に謎の死を遂げた日本画家。
香山フミ(真野響子):風采の妻。
香山林水:風采の息子。
香山マリモ(原田夏希):林水の娘。
香山祐介:林水の孫

これらの登場人物すべてが怪しく、まるで全員が真犯人かの様になっていましたね。

そう、あの”薄笑い”や、いかに”も意味ありげ”な表情です。

次回の第4話に引っ張って行きたいのは解かるのですが、なんとも見え透いた脚色がされています。

もう一度原作に沿って、ネタバレを展開して行きます。

この「封印再度」での事件の真相・真実を今知りたいとは思わない方は先に読み進めないでください。
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▼第4話のあらすじ

萌絵(武井咲)は、集まった香山家の人々に、病院から失踪したマリモ(原田夏希)が林水(横内正)の死に関連している可能性があると切り出した。
一方、犀川(綾野剛)は一人、部屋の隅にいた。
刑事の鵜飼(戸次重幸)は、屋敷の裏門付近にマリモのタバコの吸い殻が落ちていたことを明かした。
さらに、林水の息子・多可志(髙橋洋)が屋敷を売却しようとして林水に反対されていたことを挙げ、疑いの目を向ける。
多可志は、この家は呪われているから売却したほうがいいのだ、とつぶやく。



その後、萌絵と犀川は、ヒーローのおもちゃで遊ぶ多可志の息子・祐介(髙橋來)に声をかける。
ヒーローは強いのかと聞く萌絵に、祐介は「もういない」と答える。
不思議に思った萌絵は外れていた電池をヒーローにはめてやる。
動き出したヒーローを見た祐介は「いた」と答えた。
そのやりとりを見ていた犀川は、何かに気づく。



後日、萌絵が再び香山家にやって来ると、犀川が蔵を観察していた。
犀川は萌絵に、蔵がウェザリングという技法で古く見えるように塗装されているが、内部にはシリコン素材が使われていて密閉空間になることを教えた。
画を湿気から守るためとはいえ、かなりの手間がかかる改装をした理由を、芸術家だからだろう、と犀川は推測。
そんな時、中庭から悲鳴が聞こえた。
萌絵と犀川が駆け寄ると、井戸の側で多可志の妻・綾緒(赤間麻里子)が震えていた。
井戸を覗き込んだ萌絵が目にしたのは…。




▼壺と匣

香山家に伝わる壺と匣(はこ)。

鍵のかかった匣には対となる壺があり、中に鍵らしきものが入っているがそれを取り出すことはできない。



▼密室状態での風采の死の謎

50年前、香山風采の死亡事件のとき、壺に風采の血痕が付着していた。



▼消えた林水の遺体の謎

蔵の中に大量の血痕があったが、そこにいるはずの林水の姿はなかった。

しかし、側にはあの壺と匣があり、白い壺の表面にはべったりと血痕が付いていた。

林水は、音羽橋近くの河原で遺体として発見されていた。
父・風采の死のときと同様に、蔵の中の壺には血痕がついていた。





▼もう一度、第4話で犀川によって明かされる事件の謎をネタバレ解説

・風采も林水も自殺。

壺の中の鍵をお湯で溶かし、匣(はこ)の鋳型で作られた短刀が凶器でした。

短刀は再びお湯で溶かされて、壺の底にある鍵状の鋳型で形を変えたため、気付かれなかったのです。

※「天地の瓢」の中の鍵は、60℃程度で融解する易融金属で出来ていた。
また匣には、内側にサーモスタットと同様にお湯を注ぐと形状が変化する薄い板状の金属があり、ロックが外れる仕組みとなっている。

・風采が死亡していた蔵が密室だったのは、密閉性の高い蔵で、ストーブをつけて外気温との気温差が生じていたため、内部の空気が膨張して扉を押し、内開きの扉を動かなくしていたためだった。

祐介が入った際には、扉は開いていたが、その後、扉が閉って、密閉状態となり密室となったのでした。

また、祐介少年が、死亡推定時刻、蔵の中には「おじいちゃんは、いなかった」と証言したのは、「人が死ぬことを亡くなる=いなくなる」と錯誤していたので、「いない」と証言したためでした。

・林水は、死にきれず蔵の外に這い出たのをマリモが発見し、病院に連れて行こうとしたが、途中交通事故を起こしてしまい、マリモは河原に投げ出され、一命を取り留めますが、現場付近に落とされてしまった。

※事件現場は蔵の中でしたが、こうして林水の遺体は移動することになってしまいます。


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